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10. Einstein方程式
捩率はないとして重力場の作用を考えていこう. ここではMinkowski時空のみを扱いたいため, ζ=−η とする. 重力場においてはEinstein-Hilbert作用, 物質場として質点の作用
Sg=−η2κ∫ dnx η g gμνRμν
Sm=−m∫ dτ
を用いる. ここで Rμν=Rρμρν, dτ2=η gμνdxμ dxν>0 である. まず Sg の変分は δ g=ggμνδ gμν , δ gμν=−gμαgνβδ gαβ , δ Rμν=2∇[ρδΓρμ]ν などを用いて
δ Sg=ηκ∫ dnx ∂μ(η g gσ[μδΓν]νσ)−η2κ∫ dnx η gRμν−12gμνRδ gμν
但し R=gμνRμν である. 次に Sm は δ dτ=−12η vμ vν dτδ gμν, vμ=gμνdxν/dτ より
δ Sm=η m2∫ dnx∫ dτ vμ(τ) vν(τ)δn(x−z(τ))δ gμν
ここで z(τ) は質点の軌跡である. よってエネルギー運動量テンソル
Tμν=2η gδ Smδ gμν=η m∫ dτ 1η g(x)vμ(τ) vν(τ)δn(x−z(τ))
を得る. こうしてEinstein方程式
Rμν−12gμνR=ηκ Tμν
が導かれる.
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