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∇μ=∇∂μ と書くことにすれば, ∇X=Xμ∇μ となり, 普通の微分を拡張したものとして自然な表記 ∇Xf=Xμ∇μ f=Xμ∂μ f が出来る.
こうして一般のベクトル場 A の共変微分
∇μA=(∂μ Ai+ωijμ Aj)ej
を得る. 混乱するかと思うが, (∇μA)i の意味で ∇μ Ai と書く場合が多々ある.
θi に対する共変微分は, 〈θi|ej〉=δji より
∇μθi=−ωijμθj
座標基底に対する共変微分を
∇μ∂ν=Γρμν∂ρ
とすれば,
∇μ A=(∂μ Aν+ΓνμρAρ)∂ν
となる. ここでも (∇μ A)ν の意味で ∇μ Aν と書く場合があることに注意しよう.
ωijμ, Γρμν の間には ∇ei=∇μ(eiμ∂μ) から
ωijμ=θρi(∂μ ejρ+Γρμνejν)
Γρμν=eiρ(∂μθνi+ωijμθνj)
という関係が得られる.
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