3. 解
境界条件
φ(x=0,t)=φ(x=L,t)=0
を満たす解
φn(x,t)=φnsinnπLxsinnπLvt+δn
から, 波動方程式(2)の成立条件(1)は
nπφnL« 1
となり, 振幅は制限される.
さて, この解において振動数 fn 及び波長 λn は
fn=12πnπLv=n2TmL
λn=12πnπL−1=2Ln
であるので, 仮に, 張力がばねの様に伸びに比例( T=kΔ L )するのであれば
fn=n2kmΔ LL0+Δ L
となり, 確かに伸びが大きいほど振動数は増加する事になる.
また, モノコードあるいはギターの弦のように, 境界を調節する事によって振動数を見るものであるならば, 質量よりも質量線密度 σ=m/L を使う方が良いので, 振動数は
fn=n2LTσ
となる.