実に、実に3年である。決してサボっていたわけではない。
こつこつ、
こつこつと。
ほぼ毎日。
そう。毎日。
だいたい毎日だ。
測っていた。
私は。
体重計に乗って測っていた。
そして今。
それが形となって再び。
3年の歳月は長かった。いや、永かった。何故あぶらみ手帖が更新されなかったのか。正直、当人である私すら既に覚えていない。しかしながら出来る限り思い出してみよう。
私は測定したデータをずっと Microsoft Office 2003 に入力していた。Office 2007 が発売されても購入せずにずっと Office 2003 を使用してた。
その後 Office 2010 のベータ版が無料公開され、ようやく移行。そして。Office 2010 製品版がリリースされ、無料使用は期限が切れた。まあそれは良い。よくあることだ。
で、Office 2003 でファイルを開いてみる。開かない。
そこでファイルを Office 2007 の入った PC で開いてみる。開かない。
そこでファイルを Office 2010 の入った PC で開いてみる。開かない。
そういえば確か Office 2003 で開こうとした辺りからファイルが壊れてますというメッセージが。ひょっとして、これ、数年分がパーですか?
こうして元々延び延びになっていたデータ入力が、さらに遅延し、今に至る。
途中までのデータは CSV 形式で書き出してある。後はどのソフトを使うかという話になる。MacBook Air をせっかく買ったので iWork の Numbers で試しにやってみる。しかし 2,000 行ものデータを処理するには、CPU もメモリーも貧弱過ぎて使用に耐えない。
で、せっかくなので OpenOffice.org の後継に当たる LibreOffice を採用することにした。
さて、グラフの一覧はあぶらみ手帖のページを閲覧してもらえばよいのだが、まずは私の BMI を見ていただきたい。ちなみに BMI は Body Mass Index の略で、体重を身長の2乗で割った値のことだ。22 という値が「標準体重」とされ、25 以上が肥満となるらしい。では実際に見てみよう。
グラフの灰色の点線は実際の測定値から得た値であり、赤色の実線は前後3日間からの7日間平均値である。
残念なことに値は 25 を超えている。私は肥満に分類されるらしい。しかしながら、これを見る限りでは、体重増加に対してかなり頑張っているようにも見えるではないか。
ところが、である。平成18年2月から計り続け、平成23年9月までのデータを見てみよう。
このグラフは、前後50日間からの101日間平均値である。
先程の緩慢に見えたグラフの傾きは、こうして長期的なグラフで見ると「確実な増加」となっていることが分かる。去年の 10 月から肥満のラインを超えてしまっている。
そう。緩やかな増加が肥満を生み出したのだ。日々ほんの少しずつ増えていく。それの積み重ね。それが肥満だ。まさに生活習慣が原因だ。
また、以下の3つのグラフを見てみよう。
「単位体重辺りの基礎代謝」「体年齢と実年齢の差」そして「内臓脂肪レベル」の三者には正または負の相関が見られる。それぞれの因果関係は知らないが、要するに、私が健康でいられるためには身体を動かして体力をつけろ、ということだ。
ついでに体脂肪率のグラフも見てみよう。
オムロンのページによると、男性は体脂肪率 20 % から軽度肥満と呼ぶそうだ。測定し始めた頃から肥満だった…。この1年間で体脂肪率が減っているように見えるが、体重が増えているため実際の質量としてはあまり減っていない。
最近、意識的に歩くようにしている。職場から家まで 3.5 km 程度。急いでたり雨だったりしなければ、徒歩で帰宅するようにした。出勤時はバスを使うが、時間に余裕があれば1、2個ほど手前の停留所で降りるようにした。勿論これらは直ぐに効果が現れるというものではないが、果たしてグラフにどのように影響するか。