速度の変換
H20/4/27
今, 物体 が点 から点 へ運動をしたとしよう. 系において, 点 の座標を
とする. 物体 が時間 の間に だけ動いたとすれば, 点 の座標は
と書ける. つまり 系における物体 の速度 は
である.
同様に, 系において考えよう. 点 の座標は
とする. 物体 が時間 の間に だけ動いたとすれば, 点 の座標は
と書ける. つまり 系における物体 の速度 は
である. 座標系 , それぞれにおけるこれらの量は, 今の段階では互いに無関係だが, , 各点においてそれぞれ Lorentz変換によって結びつけれられる.
点 におけるLorentz変換は
点 は
なので, (2)から(1)を引けば, 位置の変化量及び時間のLorentz変換
を得る. (3)を(4)で割って
ここで 系, 系それぞれにおける物体 の速度 , を用いれば, 速度の座標変換
を得る.
ここで, 後で使う式を挙げておこう.
特に のとき
座標系間の運動と垂直な方向においては(3)にある位置の変化量とは異なり
である. 従ってこれを(4)で割れば
となる. 便宜上 方向, 方向と添字を付けた.
因みに加速度の座標変換は
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