系の原点からロケットの進行方向に沿って , の距離だけ離れた位置に測定器を設け, 原点から光線を放つ.
系においては, 前後共に光線が同時に計測され, その経過時間は共に
である.
一方, 系においては後方が先に計測し, その後前方が計測する. 光線の放射した瞬間を座標の原点にとれば, 後方で計測されたときの位置及び時刻は
であり, 前方は
である. ここで長さの縮み を考慮に入れている. これは 系において同時刻で起こった事象が, 系においては - グラフで
という傾きを持っていることを意味する. 上の場合, 具体的には
が 系の同時刻線である.