核兵器の根絶を願う

H19/12/23

平和のための自衛軍

私の「こうなったらいいなあ」という妄想を挙げる。

私は平和主義者であるが、軍隊は持つべきだと考えている。日本は第2次世界大戦後ずっと平和だった、とよく言われるが、そうではない。目を瞑っていただけだ。領海を侵犯され、不法占拠され、漁船は拿捕され、漁師は殺される。見て見ぬ振りをして平和だと叫んでいるだけだ。

安全保障対策のない国家など国家でない。

現在、憲法九条改正のまともな議論は集団的自衛権が主題になっているが、私はまず個別的自衛権を議論すべきだと思う。話はそれからではないか。(まともでない議論とは、「戦争をする国」や「徴兵制」などの類である。)

核兵器根絶

さて、軍保有論者は同時に核兵器保有論者でもあるかと思う。

筋としては簡単で、軍事力が抑止力になるのと同様に核兵器が核使用の抑止力になるという論法である。しかも軍事力の増強と比べて費用が掛からない。

しかし私はこれに断固として反対する。戦闘行為は軍隊間で行われるものであり、民間人を殺傷する事は目的ではないはずだ。戦争の目的は相手に降伏させる事であり、相手を殲滅する事ではない。

もちろん戦闘になれば戦闘員は死傷するだろうが、戦争は殺す事が目的ではない。

(だから非戦を謳う人たちの「殺すな」に私は違和感を感じてしまう。)

核兵器は無差別でしかも大量に殺傷する道具であり、これは戦闘行為の手段ではない。戦争ではなく、虐殺、殺戮である。

我が国は東京大空襲、広島長崎への原爆投下など、多くの民間人が犠牲になった。

(そのため「戦争経験」と「戦災経験」がごっちゃになってしまっている。技術的な問題で戦争に戦災は不可避ではあるが、これは区別すべきものである。)

現状として日本はアメリカの核の傘に収まっているが、ここから外れ、全ての核保有国に核廃絶を働きかけていって欲しいと願う。

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