記録映画「南京」

H16/12/10

その内容

先日、東宝文化映画部作品「戦線後方記録映画 南京」(製作:松崎啓次、指導:軍特務部、撮影:白井茂、現地録音:藤井慎一、製作事務:米沢秋吉)なるものを観る機会があった。およそ1時間程度のもので、そこには南京陥落以降の様子が写されていた。始まってから30分後ほどのところに、南京の難民収容所の様子が描かれていた。

22人の外人によって組織された国際委員会。それが管理する難民区には、始め多数の正規兵が潜り込んでおりました。武器、弾薬などを隠しておりました。しかし、これらの清掃を断固として行った後は本当の避難民達はどんなにほっとした事であろう。ようやくにして、カンカン狩りの強迫観念から逃れ、即製の日章旗ではありますが、これを立てて、日本兵と嬉々として親しむことが出来たのであります。見よ、これらの人々。これらの子供達。もとより我らの勇士は、この人々と戦ったのではありません。いやむしろこの人々には勇士たちの―――

じっとカメラを見つめる子供達。乳飲み子を抱える母。食事中の姿などが映されていた。

荒廃した地を整備、復旧する日本兵。抗日ポスターの替わりに「日軍の至る所、和平実現される」という親日ポスターが貼られている。自分の家に戻る市民達。難民に保護を受けさせるための鑑札の給付所に難民達が殺到し、物凄い長蛇の列を作る。

正月の準備をする日本兵達。楽しそうに餅を搗く。本当に楽しそうに談笑する日本兵達。その後、楽しそうに爆竹を鳴らす子供達とその両親。レコードを囲んで軍歌を歌う日本兵達。

さて、軍が監修しているとは言え、果たして彼ら日本兵は、本当に、この場所で南京にいる民間人を30万人も虐殺していたのであろうか? 非常に疑わしいとしか言いようがない。

リンク

googleで「松崎 啓次 南京」を検索して見つけたリンク先 :

[記録映画「南京」] < [LR Asymm] < [オレ研] < [TOP]