従軍慰安婦

H19/6/29

以下の内容は、文献を調べながら書いたものではない。うろ覚えで申し訳ないが、旧日本軍が設営していた慰安施設に対する私の認識を述べる。飽くまでも私の認識である。時間があれば事実を調べ、誤りを訂正していきたい。

私の認識

「占領地において、強姦の防止や売春による性感染症蔓延を防ぐために、軍部は慰安所を作った。そこで働く女性達は民間業者によって集められた。運営は業者が行い、施設の衛生管理・女性達の保健管理は軍部が行い、賃金は施設を利用する個人が支払った。

慰安所で働く女性達は、経済的理由で応募した・業者にうまい話を持ちかけられた・業者に無理矢理連れてこられたなど、いろいろあるかもしれない。最後の例に挙げたような、慰安婦当人の意に反する形で施設に連れてこられた状況があるならば、それは残念なことである。

しかし『日本軍による強制連行』はなかった。」

強制性

「当時、経済的理由などで慰安所で働かなければならないような状況があった」「慰安所で辛い生活を強いられた」という事を「広義の強制性」、「日本軍が強制的に連行していった」つまり通常の意味での強制性を「狭義の強制性」とそれぞれ呼ぶらしい。安倍総理は通常の意味での強制性を否定しており、「広義の強制性」については(私には理解しがたいことだが)謝罪をしている。

河野談話」では

慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。

のように「狭義の強制性」を認めている。「~明らかになった」とあるが、これは慰安婦達の証言のみに基づいており、証言の裏付けは調査されていない。

政府が、あるいは軍が強制的な行動をとった事を私は知らない。耳にはいるのは、この「従軍慰安婦問題」が慰安婦の証言と河野談話で成り立っているという事のみである。

敗戦国根性

「日本軍のことだから強制連行くらいしてて当然だろう、女性達を拉致・監禁し、性的暴行を加えていたに違いない」などと考えている人がいたら残念である。何を根拠にそう思うのだろうか。

逆に、「日本人は真面目で勤勉で、軍隊も規律正しく、誇り高く素晴らしい占領政策を行った」などと考えるのもどうかと思う。私個人は、日本の長い歴史や自分が日本人であることに喜びと誇りを持っているが、日本人そのものに優越性があるわけではないと考えている。

人種や民族と無関係に、人間は皆等しく清濁の両面を持っている。旧日本軍も軍隊である。単なる人間の集団である。どの軍隊とも同じく、良い行いも恥ずべき行いもする。特別なイメージを持つ必要など無い。

「従軍慰安婦」とは戦地における売春婦のことであるが、海外では慰安婦 (comfort woman) の他に一部で性奴隷 (sex slave) と表現されている。意図的かどうかはともかく、情報が誤って伝わっているのである。我々は大戦で負けたとはいえ、いわれのない罪をきせられる必要はあるまい。間違っていることに対しては堂々と発言しなければならない。

[従軍慰安婦] < [LR Asymm] < [オレ研] < [TOP]