よしりん watching

H16/11/09

先月10月放送の「朝まで生テレビ」でよしりんがいつものように、日米安保に頼らず自国で軍事力を持つべしというような発言をしていたが、そのときに左隣に座っていたパネリストに批判されていた。それについて SAPIO 11/10号に掲載された「ゴーマニズム宣言」で次のように描いていた。

親米学者から「自主防衛なんかあり得ない」とまくしたてられ、まるで沖縄県民から罵られているかのような複雑な心中だった。

そしてその親米学者の台詞は叫ぶ時に用いられる吹き出しで

経済水準下がるよっ! どう国民説得できんの?

…と「まくしたて」ている。さらには別のコマでやはりギザギザの吹き出しで

軍事費がいくらかかるとおもってるんだ!?

と目を吊り上げて親米学者が叫んでいる。よしりんにとってはまくしたてられていたのだろうが、僕が番組を観ていた限りでは冷静に批判していたように思える。しかも少しにやけた表情で。

よしりんの意見(思想と言うべきか)には同調できる部分があるが、次のステップをまるで考えていないのでは、このページのように、ウェブサイトでぐだぐだと述べられているゴミのような文章と変わりがないではないか。

いろいろ思想や信念を持つのはいいのだが、本当に実現したいのであれば結果だけでなく過程や手段を考えなければ何の意味もない。金の問題、損得勘定を云々するのは思想信念へ向けての第一歩ではないのだろうか。それに対して何の具体案も提示せずに親米親米と非難するのは、とても建設的な態度とは思えない。