序破急。プレゼンテーション関連の話でもよく聞かれる。持論だが、プレゼンやレクチャーでは結論を先に持ってきて欲しいものである。何やらグダグダと話されて、最後に「ハイ結論です」なんて拷問以外の何物でもない。例えば刑事コロンボでは序盤で殺害シーンがあり、コロンボが犯人を追い詰めるというストーリーになっている。話を聞く側からすれば、犯人捜しよりも犯人を追い詰めていく方が退屈しないで済む。・・・と、話が大きく外れてしまった。
というわけで、先程「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」を観てきた。4部作なのに「序破急」を当てたのは意図的なものであろう。Wikipediaによれば、前編・中編・後編・完結編という構成らしい。さらにWikipediaによれば、後編と完結編は共に45分ずつらしい。
次の段落で少しネタバレになるが、その前に言っておこう。「ビデオレンタルで観よっと!」と思っている者は、早く劇場に行け。少なくとも後悔することはない。あえて後悔する要素があるとすれば、Blu-rayが欲しくなることだろうか。
とてもよい作品だと思うので、ここでは悪い部分を挙げることにする。
まず前編同様、3DCGが浮いている。頑張ってモデリングしました!という感がしてならない。
新キャラの眼鏡っ娘。とにかく説明的セリフが多すぎる。
遊佐未森チックな挿入歌。どうも違和感がある。
特にあら探しをするために観たわけではないので、気になったところはこの程度だ。むしろ非常に良かった。エントリープラグあまがみシーンで、少しショックで泣きそうになったくらいのめり込んでしまった。