今日の化学調味料

平成20年11月24日

ネットでラーメン関係のサイトを徘徊していると、たまに出くわす。

化学調味料が入っているので喉が渇き、水が欲しくなる

私には、水が欲しくなるのは塩分の所為だとしか思えないのだが、上記の迷信を信じている人にとっては、ラーメンを食べたときに水が欲しくなると、化学調味料が入っていると認識されるらしい。

さて予てから試してみたかった、化学調味料の味比べ。

ajinomoto

この為だけに味の素の「うまみ調味料」を購入。以下の3つを比較してみる。

昆布出汁は北海道道南産の名も無き昆布。普段の2倍程の量を使用。化学調味料は、カレースプーン1杯を200~300ccの湯または昆布出汁に溶く。

因みに味の素「うまみ調味料」の原材料は

だ。2.5%のナントカカントカが何のための成分なのかは知らないが、化学調味料はグルタミン酸ナトリウムのことを指すようだ。食塩は塩化ナトリウム。水は一酸化二水素。全て「化学物質」の仲間であることには何の変わりもない。しかし「化学物質」という言葉は、健康に害を及ぼすような意味合いで使用される。非常に不愉快だ。万物が原子から出来ている以上、化学物質でない物質は存在しないのに。

閑話休題。味比べを終えて今、私は猛烈に感動している。言い過ぎだが。

結論から言おう。昆布出汁と化学調味料、味が全く違う。昆布出汁はまず昆布の風味が鼻腔を刺激し、淡く甘い味が口に広がる感じだ。

一方、化学調味料は舌の奥と上顎の奥で味を感じる。正直、入れる量が多かった感はあるのだが、昆布出汁というより、よく煮込んだスープが出すコクのような味だ。「こ、これが、・・・う、うま・・・味・・・。」とアムロ調に言ってみる。

そう。化学調味料を入れると味にコクが出るのだ。しかもこの味、ずっと口に残る。舌の奥や上顎の奥をずっと刺激し続けるのだ。リセットするために水が欲しくなる。はっ、化学調味料を入れると水が欲しくなるのは本当だった!

今回は対昆布出汁だったが、実際に料理に入れてみて、違いが出るかどうかを試してみたいものである。ちょっとしてみたいのは、塩を多めに入れる場合と、その代わりに化学調味料を入れてみる場合とで比較してみたい。

それにしても、何だか物凄く気分が悪いのだが。はて、何の所為だろうか。

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