平成19年7月30日

民主圧勝かよ

多くのマスメディアはスキャンダルに焦点を当て、「良識の府」である参議院で政策が焦点にならないままに選挙が終わった。

歴史的に、要人を失脚させるためにはスキャンダルを利用するのは常套手段である。安倍総理にはその管理能力がなかった。その責任は大きい。

前回の衆議院解散総選挙で自民が大勝したとき、マスメディアは国民が馬鹿であるかのような発言があった。まあ「国民」というものが馬鹿なのは昔から知られていたことだが、良くも悪くもそれが民主主義なのである。国政を考えて投票する者、自分の生活を考えて投票する者、メディアに流されて投票する者、組織票として投票する者。それら全て平等な一票である。

今回の選挙で、与党の法案はほいほいとは通りにくくなった。

例えばホワイトカラー・エグゼンプションなどは潰れて欲しいが (H19/8/26追記:いや、潰れなくても良い。誰だ「残業代ゼロ」と言った奴は! → また民主党かorz) 、一方で公務員制度改革や憲法改正、安全保障問題など滞ってしまうことが心配である。

何でもかんでも、時には自らが出した法案でさえも反対していた民主党。これを期にまともな政党になって欲しいと願う。

そうそう。民主党に投票した方々。社会保険庁問題の諸悪の根源である自治労や、例の日教組などが民主党を支えている団体であることはご存じであろうか。さらには今回、民主党には自治労出身者がいることもご存じであろうか。民主党は決して綺麗な政党ではない。

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