平成19年1月21日

漢字文化圏

「光」は、中心から光線が四方八方に飛んでいる様を表した象形文字である。「米」でなくて良かった。

「へ」は平仮名で「ヘ」は片仮名である。見分けが付かない。雑に書くと「ン」と「ソ」、「ア」と「マ」も区別しづらくなる。濁点や半濁点、促音も美しさが感じられない。

新字体。例えば「仏」「払」「沸」はいずれも常用漢字だが、「弗」→「ム」の置き換えに一貫性がない。常用漢字外のものも含めれば、さらに混沌とするだろう。「神」「祇」はどちらも示偏だ。(一部フォントでは「示氏」という字が「ネ氏」と表示されている。「祗」。)

中華人民共和国の簡体字と、日本の新字体。共通する部分はなんとか統一できないものか。十年や二十年くらい掛けて、日中合同で進められたら何と素晴らしい事だろうか。

字を簡略化するのはいいが、元々の字が読めないのは悲劇だ。旧字体は学校では習わない。古文の授業が出来ても実際に読めなければ意味がないではないか。簡体字と新字体の統一は実現不可能でも、旧字体を覚えることくらいは出来よう。

言葉 言葉 言葉」というサイトでは、現代の日本語表記法に異を唱えている。私は元に戻せとは言わない。古い書物が読め、筆記は楽に書けるようになって欲しい。それだけだ。

何だか、新聞のコラムみたいな構成になってしまったorz

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