言葉は、時と共に変化していくものである。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。
1から10までの数え上げをするとき、4と7だけ読み方がぶれる。「いち、にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅー、じゅー。」人によっては4は「よん」、7は「なな」のように、4と7単体で読むときと同じ言い方をするかもしれない。
しかし、今度は逆に10から下りてくる場合を考えよう。「じゅー、きゅー、はち、なな、ろく、ごー、よん、さん、にー、いち。」ほとんどの人が「よん」や「なな」と言うのではないだろうか。ううむ、日本語は不思議だ。
今日の話は、私が中1のときに国語の先生(当時既にいい年)が授業中で、「じゅー、きゅー、はち、しち…」とカウントダウンしたときに教室中が爆笑だったことを思い出して書いた。もう20年近く前の話である。
ちなみに、子供の頃の笑いの壷なんてよく分からないものである。私が小学校低学年のときの社会の授業で、漫画日本史(だったか)をテレビで観ていたときのこと。各国の国歌が流れる場面があったのだが、なぜか君が代が流れた途端に大爆笑。おっと、当時君が代は国歌ではなかったが。恐らく当時の子供たちは「日本=かっこ悪い」「欧米=かっこいい」という図式があったのだろう。何せ、「黒人=ほとんど裸で槍と楯を持っている」という時代だったから。昭和50年代。