もしかしたら知らない人もいるかもしれない。僕の中では数年前からとても気になって仕方が無かったことなのだが。
さて、皆さんは「こども」を漢字でどう書くだろうか。普通は、いや、本来なら「子供」なのだが、最近は「子ども」が普通らしい。全く訳が分からないのだが、最近はそうなっているのである。
どうやら「子供」の「供」が「お供えをする」の「供」と同じ字なので使わない、使うべきではないという所謂言葉狩りの一環らしい。
勿論、「こども」を「子供」「子ども」「こ供」「子も」「こど供」「コドモ」「こども」のようにどう表記しようと構わない。そんなもの個人の自由であるし、そもそも他の多くの熟語同様「子供」も当て字に過ぎない。しかし、どういう訳だか一部の企業などでは「子ども」と書かなければならないらしい。
「おとな」は「大人」であり、「こども」は「子供」である。熟語である以上全て漢字で表記するのが原則のはずである。「ひばく」は「被爆」もしくは「被曝」であり、なるべくなら「被ばく」と書くべきではない。「○○さんらちされる」を「○○さん拉致される」と書かずに「○○さんら致される」と書いたら「彼ら」が一体何を「いたされた」のかと思ってしまう(冗談です)。まぁ、これらは常用漢字外の字なのであるが、「子供」は小学校で習うはずの字である。
現在使われている「子供」は単数とも複数とも解釈できるが、「子ども」は複数人の「子共」のようにしか(個人的には)聞こえない。
まぁそれはそれとして、如何に多くの文書で「子ども」という表記の多いことか。一般の書籍に関わらず国の文書でも登場する。詳しくは各自で調べていただきたい。因みにMS-IMEで「こども」を変換すると「自分の子. 幼い子. =子ども. 「子供(=子ども)が生まれる, 子供(=子ども)扱い」」と表示される。訳が分からない。何だよ「(=子ども)」って。もうね、「子」の代わりに「了」(<s>了</s>)って書いちゃうよ。
何をしたいのか本当に訳が分からん。例えば「最近」を「さい近」とか「最きん」と書く大人がいたら、皆さんどう思うだろうか。いやぁもう訳わからん。あぁもう訳わからん。