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平成16年2月13日

今日の牛丼

アメリカ合衆国のBSE騒ぎで牛丼チェーン店が軒並み牛丼の販売を中止したわけだが、これは全然気の毒な話ではない。なぜか。

例えば平成13年に国内でBSE騒ぎがあり、全頭検査を導入したにも拘らずアメリカは16年2月現在に至っても輸入再開していないわけだが、そもそも牛肉に関係する業者は少なくともこの時点で危機管理に関する対策をとって然るべきだったのだ。輸入先の国でBSE感染牛が見つかったら日本として輸入制限措置をとるのは当然のことであろう。つまり安いアメリカ牛に頼ってコストばかり考えていて、危機管理意識は全く持っていなかったわけである。もしアメリカでBSEが見つかったとしたら…などと考えもしなかったわけである。

そう。だから今回の "残念な" 出来事は、彼ら、牛丼屋のせいなのである。もし牛丼専門店であるならば、牛肉の流通経路を万全にしておくのが当然であろう。そして、彼らは、それができなかったわけだ。何とも情けない話ではないだろうか。


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