「マトは得る物じゃない、射る物だよ。」と言われた事は一度くらいはあるだろう。そう、「的を射る」が正しい。大辞林 第二版によると、「的確に要点を捉える」という意味らしい。
しかし、しかしである。「当を得る」という言葉もあるのだ。「当」とは「道理に適っている事」という意味らしい。
要するに「まとをいる」と「とうをえる」が合体して「まとをえる」が誕生したわけだ。そうに違いない。前向きに考えよう。「的を得る」とは、「的確に要点を捉えた、道理に適った事」なのである! 何とも、的を得た結論ではないだろうか。